文章生成AIを使って英語の原文にあたる
キネシオロジーについての文章を読もうにも、日本語で書いてある文章は限られています。もっといろいろ専門的な勉強をしようと思ったら、海外のサイトやPDFなどにあたる必要がでてきます。
少し前まではGoogle翻訳の珍妙な翻訳で、「まあ、ないよりはましか・・・」という状態でしたが、「DeepL」の登場により、かなりこなれた日本語が得られるようになりました。
それでも、翻訳ソフトの限界というのか、意味の通らない日本語になってしまうこともあります。ざっくり翻訳かけて、大意をつかんだあと、原文にあたる必要がありました。
そんな状況でしたが、昨今のChatGPTをはじめとするさまざまな文章生成AIにより、そうとう便利になりました。英語だけでなく、世界中の言語から翻訳が可能になりました。読む事も入力することもできないような言語であっても、画像やPDFなどになっていれば、翻訳させることができます。
ChatGPT、Bing、Google Bard、Claudeは、いずれも大規模言語モデル(LLM)を搭載した文章生成AIです。
この記事では、これらの文章生成AIを比較し、最新情報をふまえ、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
なお、ここで紹介するものはすべて無料で使うことができます。
ChatGPT
ChatGPTは、OpenAIが開発したLLMチャットボットです。
特徴
- 様々なトピックについて自然かつ流暢な会話が可能
- 創造的なテキスト形式を生成できる
デメリット
- 最新の情報に弱い
- 誤った情報を含む回答がある可能性
- バージョン4にしないと、遅かったり、一度に入力できる量が制限されたり、画像による入力に対応していない。バージョン4にするのは有料です。
Bing
Bingは、Microsoftが開発した検索エンジンです。裏側で動いているのはChatGPTのバージョン4で、本来有料のもののはずなのですが、一度に入力できる回数に制限があるものの、無料で使えます。
特徴
- 最新の情報に強い
- 誤った情報を含む回答の可能性を低減
デメリット
- 一度に入力できる回数が5回で、それ以上はいったんクリアしてはじめないといけない。
Google Bard
Google Bardは、Google AIが開発したLLMチャットボットです。2023年3月にリリースされました。
特徴
- 日本語に対応
- 幅広い質問やリクエストに応答できる
- 創造的なテキスト形式を生成できる
メリット
- 日本語に対応
- 幅広い質問やリクエストに応答できる
- 創造的なテキスト形式を生成できる
- 画像による入力にも対応している
Claude
Claudeは、Clova AIが開発したLLMチャットボットです。2023年4月にリリースされました。これまでは日本からはつかえなかったのですが、つい最近になって、(2023年10月16日)、日本からも使えるようになりました。
特徴
- 幅広い質問やリクエストに応答できる
- 創造的なテキスト形式を生成できる
- 一度に一〇万文字のテキストを送ることができる。(4つの中で一番多い)
まとめ
個人的には、次の様に使い分けています。
- 大量のテキストを訳したいならClaudeが便利。一度に使える回数に限りがあるが、テキストの生成スピードも十分だし、前後の文脈をふまえて訳してくれるようなので、品質も悪くない。
- 画像からの文字起こし、翻訳はGoogle Bardが便利。ネパール語のテキストのスクリーンショットをとって、文字起こしをして、翻訳させることができる。
- 創造的な文章にしてほしいときは、Bing AIの「より創造的に」モードを使っています。あと、調べものをするとき情報のソースを出してくれるので、確認できます。
- そこまでテキストの量が長くなく、さくっと翻訳させたいときは、DeepLを使う事が多いです。Ctrl+Cを2回押しただけで翻訳してくれるので、便利。仕事の翻訳でも下訳に使っています。
もちろん、情報の信頼性には注意が必要ですが、うまくつきあうと、相当便利です。
日本人にとって、英語の情報を取得することはハードルが高いので、パソコンの力を使ってあげることで、よりよく学ぶことができると思います。