チャレンジド(挑戦する人)
先日、高校の同級生の誘いで、
竹中ナミさんという方の講演会を聴きに行ってきました。
講演内容が非常に興味深かったので、内容をシェアします。
竹中ナミさん(通称:ナミねぇ)は、
障碍者の福祉にかかわっておられます。
肢体不自由でベッドの上で介護を受けていた人から、
「僕も世話されるだけでなく、
誰かの役に立てるようになりたい」
といわれました。
その人が言うには、
「体が不自由だから、会社に勤務できないけれど、
自分の家に仕事が来れば、僕だって働ける」
といわれたそうです。
今ではコロナで当たり前になった
障碍者の情報通信機器による在宅勤務を
今から30年以上前に提唱されました。
ナミねぇ自身は、まったくそういう分野に明るいわけではないのですが、
持ち前の行動力を使って、人と人を繋げるのが得意です。
障害者という呼び方を、アメリカでは
チャレンジド(神様から使命を与えられた人)と呼ぶ事があるのですが、
ナミねぇを日本の福祉の現場に持ち込まれました。
情報通信機器の他にもお菓子作りであったり、
ドローン技術の超一流の講師をまねいて、
チャレンジドの人の勤労を支援していらっしゃいます。
一時間ほどありますが、
聞いて損はない、と思います。
ホームページもあります。
興味を持たれた方は、こちらもご覧ください。
障碍というとらえかたは、
ともすると、かわいそう、などと形容されがちですが、
ねたきりの人でも、条件さえクリアすれば、
働くことはできますし、
働くことで、自分の誇りや自尊心を取り戻すことができます。
生きづらさを感じる人も
他人の目ではわからないけれど、
チャレンジドなのではないかと個人的には思います。
マンシャリールとして取り組んでいる
「生きづらさの克服」というのも、
生きづらさをなくしてしまおう、と考えるのではなく、
そういう生きづらさを感じる人の
持っている特性を活かすことができれば、
よりよい明日を作ることができるはずだと思います。
強く背中を押されたような気がしました。