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引き寄せの法則という言葉が与える誤解

よっちゃん

心のクエスト、攻略しました。

体調がもう一つ思わしくなく、
日常生活は問題ないのですが、
ブログに投稿しようという気力がわかず、
しばらく投稿をお休みしていました。

これは個人的な考えなのですが、
いくら調整してもすぐに体調が元に戻ってしまうときって、
ある自分の心のクエストにはまって、
真の敵を探しにいっているようなときなんですよね。

前は、そのままやり過ごしていましたが、
こういうときこそ、しっかり体を休めつつ、
脳をしっかり使って考え続けることで心のクエストを攻略し、
クエスト攻略記念の宝物が見つかって
体調が復活して地上に戻ってきたときには、
宝物のようなアイデアを捕まえていることがあります。

今回も、そのように心のクエストを無事攻略し、
持って帰ってきた宝物を、投稿のネタとしたいと思います。

それが「引き寄せの法則」です。

引き寄せの法則

いまやスピリチュアルな考えの筆頭に上がるぐらい
一般的に浸透してきました。

しかし、この言葉は自分の中で、
どうも釈然としないというか、
腑に落ちない感覚がしていたのです。

引き寄せの法則について書いてある本などを読むと、
まるで、あなたが願っただけで、
好きな人やお金や地位や名誉が
転がり込んでくるような「身勝手で都合のいい話」が多いです。

それで、この言葉がどうしても好きになれませんでした。

で、考えたあげく、
「引き寄せの法則」という言葉が
誤解を招いてしまっているのではないか、
という気づきに至りました。

元の英語から考える

もともとの英語は「Law of Attraction」といいます。

Attractionを英和辞書で引くと

1)(性的)魅力
2)人を引きつける物、名所、呼び寄せる物
3)魅力、引きつける物
4)引力

とあります。この中には、「私が何かを引き寄せる」という意味を含む言葉はありません。

一方、Attractionという名詞の元となるAttractというのは、英和辞書を引くと、

1)興味をひきつける、魅了される
2)物や人を引き寄せる
3)興味・注意をひく、支持や非難を集める
4)磁力や引力などで引きつける

とあります。

「引き寄せ」という言葉は、この2番目の意味を指しているように見えます。

例文を見ると、「引き寄せる」というのは、以下のような例が出てきます。

・砂糖がアリを引き寄せる
・花が蝶を引き寄せる
・子供たちは音楽に引き寄せられた

これらに共通することですが、実際には引き寄せられている側(アリ、蝶、子供)が魅力を感じている対象に近づいている行動です。アリや蝶や子供が意識的に自分で選択して行動を起こしたわけではありません。

このような場合、英語で主語にたてるものは、魅力を持っている側になります。あたかも砂糖がアリをおびき寄せているかのような表現になります。

このようなことを訳者や編集者がどこまで意識していたかわかりませんが、引き寄せの法則という言葉にしたてあげてしまったために、誤解が生じているように感じます。

引き寄せの法則は、当たり前のこと

じゃあ、なんて訳せばいいのか、というと非常に困ってしまう表現だとは思います。「魅力を感じている物は興味がわくし、手に入れられるチャンスがあったら手に入れたいし、魅力をまったく感じない物には見向きもしない」という意味だと納得できますが、そんなこといまさら言われなくても当たり前すぎます。

意識的かどうかはわかりませんが、この訳語によって流行した側面は否めないし、今更言葉を変えるのもどうかとは思います。ただし、理解する方が誤解しないようにする必要はあると思います。

引き寄せの法則は、「あなたが願っただけで、何でも手に入ります」みたいな虫のいい話で考えるのをやめて、もっと当たり前の話をしているにすぎないと考えるほうがよいのかもしれません。

そうすれば、恋愛で、相手のことが好きだからといって、相手の都合を考えることもなく、相手が自分に魅力を感じてくれるように自分を磨こうとする努力など一切せずに、引き寄せの法則だ、願えば叶うんだ、などという荒唐無稽な話にはならなくなると思います。

大切なのは、自分が「どんなことに引き寄せられているのか」に気づくことかもしれません。

子供を育てるのは、非常に大変でつらいことではありますが、我が子という愛しい存在に、何者にも代えがたい魅力を感じるからこそ、面倒なこともやり遂げられるのであり、それを愛と呼ぶのでしょう。

勉強はからきしだめなのに、競馬が大好きで、馬のことだったら何でも知っているという化け物のような人もいますが、その人にとっては、勉強よりも競馬に引き寄せられているわけです。

引き寄せの法則と、キネシオロジー

何かがほしい、こういう自分になりたいと思ったときに、口では「こうなりたい」といっているのに、そうならない、という場合に、本来の意味で、引き寄せの法則が働いていない、言い換えるならば、対象に魅力を感じていない、興味をひかない、好奇心がわかないということはあります。

本来、興味をひく対象が眼の前にあるところを想像して、余計な力をぬいてじっとしていると、自然と体が前に引っ張られるはずなのに、体がまったく動かない、あるいは後ろにさがっていくような感じになることがあります。

これこそが、あなたが現実を「引き寄せ」ていないということがいえます。

この現象は、キネシオロジーでは、いの一番に学ぶことですが、とても応用範囲が広い現象です。そして、この自然と後ろに引っ張られていくような感じは、キネシオロジーで調整することで、前に引っ張られていくような感じに変えることができます。

たとえば、勉強したくない子供は、勉強しているイメージをするだけで、体が後ろに下がっていきます。嫌いな教科をイメージすると、もっと下がっていきます。そこで、叱っても前に引っ張られていくような感じに変えることはできません。キネシオロジーで調整して言えば、自然と勉強するようになっていきます。

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